Sagalino

イラストの画風

グラフィックノベル風のオリジナル絵本

力強いインクの線、濃い影、映画のように構成された絵。定番の絵本では静かすぎると感じるお子さまのための、グラフィックノベルの画風です。

物語は購入前に全文を無料で読めます絵本全体を同じ画風で描きます電子書籍 800円

グラフィックノベルの画風で描いたサンプルイラスト
力強いインクと映画のような構図。少し大きなお子さま向けです
由来

絵物語から一冊の本へ

ウィル・アイズナーは1978年、『A Contract with God』(『神との契約』)で、graphic novel(グラフィックノベル)という言葉を広めました。絵で語られる物語が、大人向けの一冊にもなりうることを示そうとしたのです。

決定的な転換は1992年、アート・スピーゲルマンが『マウス』(Maus)でピュリッツァー賞の特別賞を受けたときに訪れました。以来、絵による語りが文学になりうるかという問いには、ほぼ答えが出ています。

子どもにとっても、このジャンルには別の意味があります。ドイツの読書推進財団Stiftung Lesenは、コミックは読書への入りやすい入り口になると指摘しています。絵が文章を支えるので、読みはじめの子どもも長い段落でつまずきません。

Sagalino の本はコミックではなく、吹き出しもありません。グラフィックノベルの美学で描いた、それ自体の文章を持つ絵本です。

この画風をつくった人たち

画風の背景にある名前

  • ウィル・アイズナー

    A Contract with God(『神との契約』)、Baronet Books, 1978

    グラフィックノベルという言葉を広め、絵で語る物語が一冊の本として真剣に受けとめられるようにしました。

  • アート・スピーゲルマン

    『マウス』(Maus)、ピュリッツァー賞特別賞, 1992

    ピュリッツァー賞を受けた、絵による語りの最初の作品です。これ以後、この形式が文学になりうるかという問いには答えが出ました。

特徴

グラフィックノベル風の見分け方

  • 太さが大きく変わるインクの線で、影では太く、光では細くなります。
  • 大きな黒い影が、グラフィックな形として置かれています。
  • 落ち着いた、少し抑えた色で、一枚につき一色だけ鮮やかな色を使います。
  • 下から、上から、肩越しからといった、映画のようなアングルです。
  • 登場人物の比率は写実的で、表情は控えめです。
向いているお話

この画風に合うお子さま

この画風は少し大きなお子さま、6、7歳ごろからのお子さまに向いています。定番の絵本を幼く感じるお子さまにはとくに合います。線は真剣で、雰囲気は少しひんやりしていて、若い読者を大人と同じように扱います。

冒険と謎解きによく合います。探検、秘密、解くべきミステリーなどです。映画のような構図が、どのページにも映画の一場面の緊張感を与えます。

5歳未満のお子さまには合いません。その年齢には、紙のコラージュや水彩のような、シンプルな形の絵本の画風のほうがずっと読み取りやすくなります。

よくある質問

知っておきたいこと

この画風は何歳ごろから合いますか。

6、7歳ごろからです。5歳未満のお子さまや、小さなお子さまとの寝る前の読み聞かせには、定番の絵本の画風のほうが合います。

これはコミックですか。

いいえ。Sagalino の本はコミックではなく、吹き出しもありません。グラフィックノベルの美学(インク、影、映画のアングル)を借りていますが、それ自体の文章を持つ絵本です。

この画風で、お子さまに似た絵になりますか。

はい。主人公はどのページでも同じ姿で描かれます。髪の色、髪型、めがね、お気に入りの服をお伝えください。

画風は本の最後まで同じですか。

はい。14見開きすべてを、お選びいただいた画風で描きます。表紙と主人公の肖像も同じです。

出典
  1. 1.Stiftung Lesen: Kindern mit Comics das Lesen schmackhaft machen. (ドイツ語)裏づけとなる内容:絵が文章を支えるので、コミックは読書への入りやすい入り口とされています。
  2. 2.Will Eisner, A Contract with God の概要 (英語)裏づけとなる内容:1978年にBaronet Booksから刊行され、アイズナーはこの本でグラフィックノベルという言葉を広めました。
  3. 3.The Pulitzer Prizes: Special Awards and Citations. (英語)裏づけとなる内容:アート・スピーゲルマンは1992年、『マウス』でピュリッツァー賞の特別賞を受賞しました。